こんにちは。この記事では、在宅ワークの選択肢のなかからブログについて取りあげます。
とくに、主婦の在宅ワークや、副業の方法としてブログってありなの?もう古いのかな?を思っている人は多いと思います。
このサイトもブログと同じです。挑戦した経験もあるのですが、わたしは昔挫折しているんですよね。
なぜ続かなかったのか、今なぜブログをやっているのかなど、その辺には深い深いストーリーがありますので、ちょっとお話してみようと思います。
主婦の在宅ワーク「ブログ」が注目される理由
もちろんブログは主婦じゃなくても、文章が書けたり調べるのが好きだったりすれば誰でも作れるものです。ただし、みなさんご承知かとは思いますが、ブログから収益を得るには、ただ日記を書いていればいいわけではありません。
まずは収益化をしてもいいブログサービスを選ぶ必要がありますし、場合によっては月額の利用料、ドメイン代、サーバー代などの維持費がかかるものです。
ブログで収入を得るには、大きく3通りの方法があります。
①Googleアドセンスという広告を貼ってそこから収入を得る方法
②アフィリエイトという商品紹介サービスを使って成果報酬を得る方法
③ブログを通じて自分で作った商品やサービスを販売する方法
現代だと、この3軸かなと思っております。
実はわたしも全部実践したことがありまして、②と③の方法で収益を出すことができます。
わたしの率直な意見としては、どれもしっかり学んでコツコツ継続し続ければ必ず収益を上げられるようになると思っています。
それに加えて、一度構築したブログ収入の仕組みは、半永久的な資産になります。もちろん、最近はGoogle検索エンジンも厳しくなっているので、一般人のブログで大きく収入を得るチャンスは得にくくなってはいます。Googleアドセンスの審査も、10年前と比べればかなり厳しくなってます。
それでも、レビューや解説記事などに広告や商品紹介を貼って、手塩にかけてブログを育てていけば、毎月一定の報酬が自動で発生するようになるのです。実際に成功している人はたくさんいますよね。
ブロガーというのが流行ったのは、2003~2005年のころ。2005年には「ブログ」が流行語大賞になったりもしました。そこから10年間くらいは、個人のブログでも十分に検索上位をとることができたし、収入も作りやすかったのですね。
今は「ブログはオワコン」などといわれていますが、そういうわけでもありません。わたし自身、このサイトとは別で、精神医学系のブログをやっていますが、ちょこちょこと更新しているだけでもちゃんと読者さんはきてくださっていますし、コメントが寄せられたりすることもあります。
しっかり取り組めば、まだまだ賞賛のあるジャンルだと思います。
でも……わたしは、ブログというものを「仕事」として継続することができませんでした。
在宅ワークとしてブログを続けられなかった理由
ブログは、即効性がないんです。頑張って頑張って記事を書いても、月100円の収益を出すまでに、何か月もかかったりします。
わたしの場合「来月〇万円欲しい」というタイプだったので、ブログを作ってそこからの収益が発生するまでじっくり育てていくようなことができませんでした。
前途したように、無料ブログサービスでただ好き勝手な文章を書けばいいわけではありません。好き勝手でもいいのかもですが、一定のやり方、書き方、構築方法があるのです。
それを勉強して、作業して、わからないことを調べながら、苦手なことも少しずつ理解しながらがんばって、それでも月に数百円という期間が長く続きます。
わたしは、すぐにお金が欲しかったので、その時間があったら来月確実にもらえる労働型の仕事を多く請け負う方を選ぶのです。ブログ更新って、1記事あたり少なくとも1~2時間はかかります。普通にバイトした場合、2024年現在では時給1,000円くらいですよね。
2時間かけてブログ書いても、来月100円にもならないとしたら、わたしは生活に困っちゃうのです…!
だから、同じ2時間かけるのであれば、1本2,000円もらえる記事執筆の仕事を請け負う方を選んでしまいました。
わたしが最初に収益化を視野に入れたブログを始めたのは、2017~2018年頃だったと思います。なぜ始めたのかというと、記事執筆の仕事を依頼してくださっていた取引先の人が「ブログ運営で一家を養うくらいのお金は余裕で稼げますよ」と言ってくれたからでした。
その方は個人でブログサイトを運営していて、大きく成功していました。わたしを雇って記事を外注し、更新していたんですね。わたしが書く文章で、この人はメディア運営をしているんだなと思ったら「じゃあ自分でもやったほうがいいんじゃないか?」と思い、早速開設。
でも、わたしにできるのって文章を書くだけなんですよね。どんなキーワードを狙うとか、どうやって収入につなげるとかも、イマイチ理解できていませんでした。
さらに、Googleアドセンスの審査に20回以上連続で落ちて心は折れるし、何をどうすればいいのか……とかなり悩みました。「1発合格した!」という人もたくさんいたなかで、わたしは何で不合格なのか。
ココナラでアドセンス審査のアドバイスをしてくれる人にお願いして、何が悪いか見てもらったりもしました。(結局、数年後に他の人に手直ししてもらったら1発合格でした。システム上の問題だったのかもです)
なんだかもう、そういう「自分にできないこと」を頑張るのは無理でした。
仕事を続けるなかでブログ構築や運営の力がついた
それからわたしは、ブログを手放してライターや編集などの仕事に精を出しました。このときでもう安定して月に8~10万円は稼げていたので、夫の扶養の範囲内で働くには十分。
ド陰キャで家から極力出たくない人間としては、近所のスーパーで働くよりもよっぽど効率的で自分に合っていたので何の不満もありません。
とにかく記事を書いたり調べたりするのが楽しくて、ただそれだけでずっと仕事を続けていました。途中で、共同でブログ運営しようという声かけをもらって、協力したりもしました。ここでけっこう「運営」とか「経営」みたいなものの、はしっこのはしっこをかじった気がします。
で、10年くらいライター業を貫いてみたところ、昔はめちゃくちゃ大変だと思っていたブログの構築や運営、更新といったものが、すっごく楽にできるようになったんです。
主婦の「ブログ」在宅ワークチャレンジは順番しだい
わたしはずっと、お金をもらいながらメディアづくりを学んでいたんです。企業のサイトを作るのも、個人のブログを作るのも、仕組みとしては同じです。もちろん企業サイトは規模が大きいので、結果が早く出たりとか、競争に勝ちやすいのは確か。
でも、個人ブログだって、自分にしか書けない・伝えられないオリジナリティのある情報を、検索キーワードとうまく紐づけて、競合サイトを意識しつつ、根気よく更新すればそれなりにアクセス数を伸ばすことができます。
ただ、仕事のようにすぐにお金にならない。だからわたしは、ブログ運営を「在宅ワーク」とは呼べないのです。
どちらかといえば投資のようなものです。投資って来月儲かって、すぐに資産を引き出したりしませんよね。長い時間かけてじっくり変動を見て、ちょうどいいタイミングまで待つのが投資です。それと似た感じ。
わたしはとにかく手や頭を使って、日銭を稼ぐのに必死でした。そしてその日銭稼ぎのなかで、ブログ運営という投資のスキルを、知らない間に磨いていたっていうわけなのです!我ながらグレイト!
でね、もちろん最初からブログ運営に全力投資できる人もいると思います。「そんなことやって何になるんだよ」と夫に言われながらもコツコツ続けて大きな収入を出せるようになった……という主婦の方の話も聞きます。
でも、わたしにはそれできないです……。日銭欲しいですもん。必要ですもんお金。
先に投資するか、あとで投資するかの違いであって、どっちがいい悪いもありません。
わたしは先に日銭を稼いでおいて、その中で培ったスキルを使って、楽に、短期間で結果を出せる道を選んだという感じなのです。
最初のうちはお金にならなくても、じっくり時間を投資してブログに挑戦できるのもすごいと思います。それだけ没頭できるのは、本当に書いたり調べたり発信したりするのが好きだからこそできるんだと思います。
逆にわたしのように、目先のお金の方を大事にしてしまうのは、本当に書くことが好きというよりは、お金を稼ぐのがゲームみたいでおもしろいなと思っているだけかもしれません。
要は、性格や環境によってチャレンジすべきタイミングも違ってくるということ。
いつ、何を、どうやってもいいんですよ。今自分が「こうしたい!」と思う方を優先すればいいと思います。
「ブログは資産だから、時間の先行投資すべきです!」なんていう人もいますけど、そんなのは人それぞれ。わたしは先に、自分にできる労働をして、そこで得た知見をブログ構築に役立てています。
在宅ワークに限らず、人生はどんな順番でもいい
わたしの持論は「人生はどんな順番で何が起こるかわからない」ということなんですよね。
仕事以外のことに関してもそうです。10代のうちに青春を謳歌する人もいれば、50歳になってから青春のような日々を過ごす人もいます。
ずっとフリーランスだった人が、正社員になって働くこともあります。ずっと会社員だった人が、独立して漫画家になることもあります。
独身時代を謳歌しきって結婚する人もいれば、早く結婚して老後に自分の時間をじっくり味わう人もいます。20代で子育てに奮闘する人もいれば、40代で初めて子育てする人もいます。そういうことと同じだと思うのですよね。
だから「30代で〇〇をやっておくべき」とか「会社員をやめて早く独立すべき」みたいに考えないでほしいです。
興味があるならやってみればいいし、どうしても続かないならいったん離れればいい。お金にならないけど楽しくて楽しくてやめたくないなら、そのまま突っ走って続けてほしい。
そういう感じです。
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