未経験者必見!WEBライターがきついと言われる理由とその解決策

Webライター

「WEBライターはきつい」

「WEBライターの世界は厳しい」

そんな声を聞いたことがあったり、実際にご自身できついと感じたことがある人も多いことと思います。

わたし自身、この仕事を続けていて「正直きつい」と思ったことは何度かあります。ただし、仕事には向き不向きがありますし、きつくない仕事というのもなかなかありません。

なので、なぜWEBライターがきついといわれるのか、どのような点が厳しいのかを明確にし、ご自身に合っているかどうかを判断することが重要ではないかと思っております。

この記事では、WEBライターがきついと言われる理由を整理し、今後の展望を考えていきたいと思いますので、よろしければご参考くださいませ。

WEBライターがきついと言われる理由

まずはWEBライターがきついと言われるその背景を整理しましょう。一般論でいわれていること、そしてわたし自身が思うことの両方をまとめました。

収入が安定しない

WEBライターの仕事は、始めたばかりの頃はどうしても低単価の仕事が多く、収入が安定しにくいです。案件を取得するのが難しく、急に終了するリスクもあるため、月々の収入に大きなムラが出る場合もあります。

また、確定申告や請求書の発行などの手続きも自身で行う必要があります。このような厄介な作業や管理、手続きの部分にいくら時間がかかっても、当然ながら報酬は発生しません。

しかし、経験を積むことで単価の高い仕事を確保しやすくなったり、似たような内容の仕事でも1本あたりにかける時間が短縮されたりします。継続していくことで、効率の良い働き方を身に着けていくことはできます。

締め切りやスケジュール管理が厳しい

WEBライターの仕事は、時間的なプレッシャーが常につきまといます。

締め切りを守るのは当然のことですが、多くの案件を抱えているとスケジュール管理が一層難しくなったり、逆に期日内に執筆できるか不安で案件を多く確保できない…というアンバランスな状態になることも。

自分なりのスケジュール管理や、優先順位のつけ方がわかってくるまでは、少々きついと感じるかもしれません。受けた案件に対して、どのくらいの時間がかかりそうか、1ヶ月にどのくらいのリソースを割けそうかなどは、肌感覚で体得していくことになります。

クライアントの要求に合わせすぎてしまう

クライアントの要求が高かったり、要望に合わせすぎたりすることも、初心者のWEBライターにはよくあることです。

そもそもSEOの知識など専門的なスキルを求められる案件も多いです。クライアントによっては、度重なる修正や追加依頼が発生することもあります。

この業界での業務経験を積んで、だいたいの相場観や肌感覚がわかってくると「このような修正依頼には応じられない」「この単価でその追加作業はつり合いがとれない」など、判断することができるでしょう。

しかし、初心者のうちは仕事をもらいたい一心で、ついつい単価よりも余分に対応してしまったり、理不尽な要求にも対応してしまう……ということが起こり得ます。

駆け出しで、自分のスキルに自信が持てないうちは、多少安請け合いも必要かな……とは思います。わたしも昔は、安い単価でたくさん仕事を受けていましたし、それが「練習」になったりという側面もありました。なので、その辺は微妙な匙加減でもあるかなというのが正直な気持ちです。

ただ、そのような初心者の立場や気持ちにつけ込むようなクライアントとは、長く取引しないほうがよいでしょう。

フリーランスは、仕事を振ってくれるクライアントとの良好なコミュニケーションも重要です。

相手にも「また依頼したい」と思ってもらう必要がありますが、こちらも「またお受けしたい」と思えるような仕事を選んでいくのも大事なことです。

競争が激しい

WEBライターの業界は競争が激しいため、常に自分のスキルを磨き続ける必要があります。新しいライターが次々と参入する一方、既存のライターもさらなるスキルアップを図っているため、案件を継続的に取得するためには差別化が不可欠です。

ただその差別化って、いったい何なの…?というのが、みなさんが思うところではないでしょうか。

わたしの場合、自分の個性や強みを磨くよりも「正確さ」を重視しました。文章に間違いや、矛盾がないこと。誤字脱字がないこと。信頼できる出典元の情報を提示すること。

そして、読みやすく理解しやすい文章をつくることです。このような基本ができているライターは、しっかり仕事をもらえます。

とくにSEO記事などでは、ライターの「個性」はそれほど必要ありません。(語彙力や表現の多様さは必要ですが)

ただそれよりも、まずはルールをしっかり守ること、読みやすく、ためになる記事が書けること、編集者が大幅に修正しなくてもよい記事に仕上げられることが大事です。

何よりも「基本」ができていることがもっとも大事だと思います。

WEBライターはきついけど、解決策はある

決して簡単に稼げるような仕事ではありませんが、それでもライターをやっていきたいと思うなら、解決策を考えていきましょう。

収入を安定させるには?

WEBライターの仕事を始めたばかりの頃は、低単価の仕事が多いと思います。それでも今は1文字1円が最低ラインかなと思いますが、わたしは昔、1文字0.25円の仕事から始めたものです。

「1円以下の仕事は受けるな!」という声も多いですが、1文字1円以下の仕事には、スキルアップのために場数を踏めるというメリットがあるのは事実だと思います。

なによりも、WEBの記事を作るには技術が必要です。SEOの知識や、基礎的な文章力、ユーザーへの理解などを徹底して学んでいけば、高単価の案件に応募できるようになります。

また、複数のクライアントと契約するのも大事です。ときどき、大量発注をしているクライアント1社に、収入源を依存してしまうことがあります。

確かに、1社から大量の案件をもらえると、レギュレーションも納品や請求の手順も同じなので、楽ではあるんですよね。

でも、WEBの世界では、決まっていたプロジェクトが突然消滅したり、延期になるなんてこともざらにあります。なので、1社から大量に仕事を受けるのはあまりおすすめできません。

それに、複数のクライアントからの依頼を受けることで、さまざまな案件を経験できます。

「こういうツールを使うこともあるんだ」

「こういう風にチェックする会社もあるんだ」

という風に、業界の中にあるさまざまな仕事の流れや、様子を観察できる良い機会になりますので、複数のクライアントと契約することには大きなメリットがあるんです。

スケジュール管理のコツ

WEBライターにはスケジュール管理が不可欠です。締め切りやスケジュールを厳守するためには、まず自分の作業できる時間をしっかりと把握、確保することが大事。

計画を立てたら、その通りに行動するよう自分を律していくことも必要です。

「まだ期日まで余裕があるから明日でいいか」という、ちょっとした油断や甘えが、後々自分を苦しめることがありますからね。

タスク管理ツールやカレンダーを活用して、進捗を視覚的に確認するといいです。わたしは、デジタルで管理するよりも、付箋やノートなどに直接書いて管理するほうが好きだったりします。

自分の管理しやすいスタイルを、工夫しながら探すのも結構楽しいものでした。

また、文章を速く書くためのタイムマネジメントもやっていきましょう。定期的に執筆時間を測り、自分のペースを把握するのです。

1000文字の記事だったら何分で書けるのか。3000文字だったら、何時間かかるのか……この辺は個人差が大きいし、案件の種類や難易度によっても変わります。

しかし、自分の執筆ペースやリサーチにかかる時間を把握していくと、自分の得意不得意なども見えてくるので、できればいつも時間を測るように習慣づけていくといいです。

クライアントとのコミュニケーション

クライアントとは、丁寧なコミュニケーションを心がけるようにしましょう。

仕事を発注する側からすると、どんなに文章が丁寧でも「連絡が取れない」「返事が遅すぎる」「対応が雑」など、マイナスの印象を受けるとそれだけで発注する気が失せてしまうことがあります。

必要以上に密ば連絡をする必要はないですが、進捗報告をしっかりすることや、わからないことなどはその都度しっかり質問して解消していくなどの心がけは大事です。

修正や指摘を受けても、過剰に傷ついたりする必要はありません。冷静にしっかり対応し、一度受けた指摘は次回に持ち越さず、改善するなどの意識を持ちましょう。

悪質なクライアントに当たる可能性もあるため、契約内容や業務範囲など、初期の段階できちんと要求や納期を確認し、疑問や不安な点は早めに解決しておくと安心です。

自分の強みを活かす

専門分野や特定のテーマに特化するのも、効率よく仕事をする秘訣です。

既に自分の得意分野があれば、積極的にアピールしてみてください。もし「文章を書くのは得意だけど、専門知識のある分野なんてない」という場合には、自分が興味を持てるジャンルで書いていくことをおすすめします。

自分が全く関心がなかったり、自分の生活に何のかかわりもないジャンルだと、書くのがつらく感じるという人もいます。

もしくは、数字を扱うのが苦手だから金融系の記事は受けない、恋愛経験には自信がないからそういうシナリオの仕事は受けない、というように、自分の「苦手」を避けるのも、ひとつの手かと思います。

最初のうちはいくつかのジャンルの記事を書いてみて、自分が興味深いと思えるものを探すのもありです。あるいは、書いていくうちに興味を持てるようになる……ということもあります。

何でもチャレンジする、というのは大事なのですが、あまりにも苦手なことや関心のないジャンルの記事を書き続けるのはきついです。自分に何が合っているのかを、改めて考えてみましょう。

ネットワークを広げる

Webライターとして成功するためには、ネットワークを広げることも重要といわれています。ネットワークを広げると、案件を紹介してもらえる機会が増えたり、悪質なクライアントを避けるための情報を得られたりします。

とりあえずつながればいい、というわけではありませんが、仕事で一緒になったライターや、クライアントとは、ゆるく長くつながっておくほうがいいです。

この業界はけっこう狭いので、SNSでつながっているライターさんが、同じプロジェクトの中にいる!なんてことはよくあります。

スカウトしたライターさん、SNSのフォロワーさんだった……なんてこともありました。

なので、ネット上での身の振舞い方にも注意したほうがいいですね。SNSでクライアントや他のライターの悪口を言うなんて、もっての外。WEBライターをするなら、ネット上は匿名の隠れ家ではないと腹をくくったほうがいいです。

やみくもにサークルに入ったり、コミュニティに入って人脈形成しょうとするのは無意味です。既につながりのある人たちに、どう接するか、どう大切に扱うかを意識する必要があるということです。「縁を大事にする」ということですね。

自分の仕事のしかたを確立していこう

低単価の仕事が多かったり、仕事量が多くて疲弊したり、きついと感じることはあるかもしれません。スキルアップや案件獲得、手続きや書類の作成など、本当にやることはいっぱいです。

しかし、やっているうちに慣れます。とにかくいろいろな案件をこなして、この業界の中をしっかり観察して、自分のこともしっかり理解していく。習うより、慣れろです。

もちろん、FBをしっかり確認して次に生かすとか、修正を受けないように丁寧に取り組む姿勢は大事です。今はいろいろなチェックツールや管理ツールなどもあるので、上手に使って自分の仕事のやり方やポリシーなどを確立していってくださいね。

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