こんにちは。
今日はこれからWebライターを目指す人、やってみたい気持ちがあるけど迷っている人に向けて「Webライターに必要なスキル」について話してみたいと思います。
そもそも、スキルというのは、特定の分野において、高いレベルで遂行できる技術や能力のことをいいます。なので、正直なところ初心者のうちはできないことが多くて当たり前、というのは大前提として考えてください。
これができないと、Webライターにはなれないという話ではありません。もともと備わっていたら有利だけど、最初から完璧にできなければライターに参入できないということは決してありません。
それを念頭に置きつつ、読み進めてみてください。
Webライターに必要なスキル
今からお話しすることには、非常に基本的な内容も含まれています。しかし、それがなぜ必要なのかという深い部分からしっかり解説するので、ぜひ参考にしてください。
パソコン操作が苦にならない
「ライターに必要なスキルはなんといっても文章力だ!」
そう言いたいとこですが、実際のところ前提として最も重要なのはパソコン操作ができる、もしくは苦にならないことではないかと思います。
もちろん最近は、スマホで文章作成することも不可能ではありません。しかし、仕事として本格的にやるのであればパソコンは必須中の必須です。
ライターは文章を書くよりも、調べ物をするのがメイン。調べたことを最終的に文章としてまとめて、人に伝えられる形に仕上げるのが仕事です。
調べ物をするときはいくつもタブを開いたり、モニターでWebページを見ながら打ち込んだり、メモアプリを開いたりもします。システム的な問題として、スマホだけで仕事を完結させるのはかなり非効率です。
業務のなかでは、文章を打ち込む、調べ物をするというだけでなく、連絡や記事の進捗を管理するツールも使用します。なかには、スマホでは操作しにくかったり制限があったりするようなツールもあるでしょう。
文章を書くのが好きだったり得意だったりしても、パソコン操作に抵抗があったり、タイピングに自信がなかったりすると少し難しいかもしれないです。
もちろん、経験を重ねるうちに技術は上がっていくものですが、そもそも抵抗感が強いと厳しいかなという印象です。
読む人の視点に立つことができる
もうひとつ、文章力が高い低い云々の前に、いちばん大事なことをお話しておきます。
ライターにとって非常に大事なのは「読む人の視点」を意識することです。
基本的に、Webライターになりたい人は文章を書くのが好きだったり、得意だったりする自負のある人が多いはずです。
でも、そのような自負がある人ほど「自分が書きたいこと」や「自分の文章力を売りこむ」という視点になりがちです。
確かに、文章力があることはこの職業において有利ですが、その前に「これを読む人ってどんな人」という視点に立てないと、厳しいかもしれません。
Webライターはいろいろなジャンルを股にかけて執筆することがほとんどですので、自分に経験のあることもないことも、専門家になったつもりで書かなければなりません。そのときに「これを読む人がどう感じるか」「この言葉で理解できるか」「イメージできるか」など、読み手の視点に立って考えたり工夫できる力が試されていきます。
当然、最初は決められた構成指示の通りに書けばいいわけですが、この視点を持って創意工夫できる人は、後々「差がつく」ということです。
ただしこれは、いきなり完璧にできるようになるものでもないです。ただ、天性のものというか「努力しなくてもできる」という人もいますので、その辺は持って生まれた素質も関係してくるかもしれないですね。
ちなみにわたしは、読み手のニーズ分析がめちゃくちゃ苦手だったので、すごく苦労しました。何度もFBされて直されて……訓練した部分もあります。なのでもともと得意な人は有利です!
最低限の報連相を素早くできる
これも文章力とは直接関係ないことですね。
採用時から実際の業務までトータルでいえることなのですが、連絡が遅い方は基本的にWeb業界には不向きです。
何でもかんでも即レスしろというわけではないのですが、連絡しても返事が来ないと、制作がストップするんです。
最低でも、その日中には返事をいただける人でないと、積極的に採用しようとは思えないです。
ただし、逆に質問や連絡が多すぎるのも困りものです。編集部はかなり忙しいところもあるので、気になったことを1から10まで質問してしまうのも、おすすめできません。
適切な質問事項、頻度というのは、相手視点に立つという意味で記事制作にも通じてきます。
基本的なやり取りができれば問題ないのですが、報連相のスキルはかなり重要視されるのは事実です。
同じレベルのライターさんが2人いた場合、連絡が取りやすい人やメールの文面が好印象な人の方が採用される、ということは知っておくとよいかもしれません。
指摘されたことを次回に活かせる人
指摘されたことを次回に活かせる人は、必ず伸びますし重宝されます。
もっと欲をいえば、自分でどんどん勉強して勝手にスキルアップできる人は、さらに優秀なライターとして引く手あまたになります。
最低でもその会社で指摘されたことや、表記ルールなどに忠実で、愚直に推敲することが結構大事だと思います。
もちろん、Webの記事は長文なことが多いので、全部毎回完璧に、ひとつのミスや修正もなく……ということはまずありません。(むしろ一切の修正がない、という編集部があったらそれは問題です!)
しかし、基本的な文章ルールだったり、ちょっと意識すれば改善できるような文章の間違いを、何度も繰り返さないようにしたほうがいいです。
大事なのは「繰り返さないために、自分なりに工夫ができるか」ということ。
どんな仕事でも同じことがいえると思いますが「絶対にミスがないようにしろ」というわけではなく「工夫しているか」が大事なのです。
工夫しているのかどうかは、正直何も言わなくても感じ取れますし、そのような改善意識のあり無しが、信頼につながっていくと思っています。
最後に:Webライターに必要な調べ物と文章への愛
いろいろなことを好き勝手に書きましたが、なんと言っても書くことや、何かを調べることへの熱意や愛は、絶対に必要です。
知りたい欲求が強い人、話すことよりも文章で伝えるほうが得意な人は、ライターに向いているかもしれません。
わたしもずっと「書くことしかできないからこの仕事しかない」と思っていました。小さいころから、計算ドリルよりも調べたことをまとめるレポートや新聞作成の方が格段に好きだったのを覚えています。
そういう、元々の性格や素質も大いに関係するかもしれません。
でも「文章を書いてみたい」「やってみたい」というその気持ちを大事にしてほしいというのが、いちばんの気持ちです。
まずはやってみて。続けるかどうかは、それから考えればよいことです。
興味があるのであれば、ぜひ一歩足を踏み込んでみてください。
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